ドケルバン病(母指の腱鞘炎)

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母指の動きをつかさどる短母指伸筋腱と長母指外転筋が通過する腱鞘の炎症。第一コンパートメントと呼ばれる。通常腱鞘炎は屈筋腱に多いが、ドケルバンは伸筋腱の炎症である。仕事等で手をよく使う方や、40~50代の女性に多い。
ドケルバン病では腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。

ドケルバン病の画像診断

MRIではアキシャル脂肪抑制で手関節背側の第1コンパートに炎症が確認できる。

治療

保存療法(湿布、炎症を抑える注射)をし、注射が効かなかったり、再発を繰り返す場合、腱鞘切開を行う。術後は腱の癒着を防ぐため手指の可動域運動を行う。

患者さんの訴え

母指に圧痛あり。朝手のこわばりがあり、仕事に支障があるほど痛い。
一か月前から痛い。腫れ感有り。もともと手指こわばりもあった。

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