現存12天守
全国に12しかない江戸時代から残る天守のひとつ。現在の天守は1747年に再建された2代目天守(1代目の天守は火事により焼失)。
石落としの周りに備え付けられた忍び返しと呼ばれる鉄串は名古屋城や熊本城でも見られるがこれは再建されたもので現存するのは高知城のみ。
天守の特徴
四重五階の望楼型天守で望楼部の最上階は巡り縁で囲われており、外に出ることができる。また天守は地形を利用して建てられており、他の城と異なり天守台がない。
名門山内家の居城
関ケ原の戦いののち土佐班藩主となった山内家は幕末まで藩主をつとめた。15代将軍山内容堂は松平春嶽、伊達宗城、島津斉彬とともに幕末の四賢侯に数えられ、江戸幕府の終わりから明治維新にかけ重要な役割をになった。
本丸が完存(御殿が現存)
本丸が完存するのは高知城のみ。また現存する御殿は天守とつながっており、雨にかかることなく行き来ができるようになっている。
他に御殿が残るのは二条城、川越城、掛川城のみ。
日本三大夜城
四季折々に花回廊やお城祭りなど、夜景観光に対するおもてなしが評価され大阪城、高田城(新潟県)とともに日本三大夜城にも選ばれた。(2014年11月)この選考は「夜景鑑定士」の投票をもとに行われた。
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